学科の特色
学科長挨拶

学科長 西村 仁 NISIMURA HITOSHI
学位 博士(理学)
専門分野 分子細胞制御学
主な担当科目 糖鎖工学
人の健康維持のための教育研究
今日の科学の進歩により生命科学の可能性は無限に広がっています。本生命科学科は理学士を養成する目的で理工学部の中に2010年4月に設置されました。設置認可を記念してノーベル化学賞受賞の下村脩博士の講演会を開催しました。講演の中で下村先生は「基礎研究無しには科学の進歩は無い」と述べられています。本学科は基礎教育と研究に重点を置き、「人の健康維持」を目標に生命現象の理解をはじめとするさまざまな視点からの教育研究に取り組んでいます。生命の機構は非常に複雑ですが、遺伝子組換え技術は細胞レベルで自在に扱えるようになり、X線結晶解析は酵素の立体構造を解明し触媒機構を理解する重要な手段となり、質量分析の技術は微量の環境汚染物質の計測を可能としました。本学科ではこれら生命科学の分野で活躍の教員により、最先端の機器を設置して病気の理解と対策や環境問題の解決などに取り組んでいます。
学科の特色
生命科学科では、幅広い教養教育および導入教育により、生命科学を学ぶ基盤を整え、そのうえに高度な学科専門教育を実践することで、豊かな人間性を体得し、科学技術に裏打ちされた実行力を備えた専門職業人を養成します。
教育課程は、「専門科目」と「教養科目」で構成され、「専門科目」は、さらに「専門共通科目群」、「総合研究コア群」、「先端研究コア群」、「教育スペシャリストコア群」、の科目群に分かれています。本学科は、人類が抱える幾つかの大きな問題のなかで、高齢化社会と環境問題に焦点をあて、生命の真理を追究し、その研究成果を人の健康および自然環境との共生への応用に繋げることができる人材の育成を目標としています。それを実現するために、「専門共通コア群」で幅広い分野にわたって科目を配置するとともに、実習・演習科目を数多く組み込んでいます。
コース別の科目群はカリキュラムの表を参照してください。
