在校生の皆さんへ

2020年4月16日

　学部２年生、３年生、４年生の皆さん、お元気でお過ごしでしょうか。通常であれば、この時期には、オリエンテーションを終えて、皆さんと講義や実習で会っていましたが、２月下旬から新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の脅威が日本に押し寄せ、さまざまな行事が中止となり、授業開始が5月25日に延期となりました。
　２年生と３年生の皆さんは、心機一転の区切りに水をさされ、授業開始までの期間をどのように過ごせば良いのか不安になっていることと思います。幸運にも、生命科学科では必須科目が多いため、これらの科目は履修申請を待たずに、履修者を確定できます。現在、各教員は、皆さんにWEBを利用して授業する内容を検討しておりますが、不慣れなことで苦戦しております。必修科目については、各教科担当者から個別に、休講期間中の学習テーマ（学習時間を確保するための課題など）を提示してもらうようにお願いしております（全てではありません）。そのときは、提出された成果物を成績評価に反映させます。このような連絡はポータルで行いますので、定期的に確認してください。
なお、前期授業は、感染状況に大きな変化がなければ、webを使用した形態で行われることになります（実習や演習を除く）。皆さんは、情報メディアセンターのHPを見ながら、ソフトの利用方法やパスワードの設定などを確認しておいてください。
　４年生の皆さんは、各研究室での卒業研究が始められず、就職活動もWEB中心となり、生活のペースがつかめず、心配していることと思います。別の角度から見ると、このような長期間、何もしないで過ごしたことは今までになかったでしょう。是非、平和の大切さを考えたり、読書してみたり、自分を見つめ直す機会にしてください。なお、卒業研究は研究室単位で開始しますので、担当教員から指示がくるまで自宅待機をお願いします。
　最後に、医療崩壊を起こさず、クラスターをつくらないために、皆さん一人一人が責任を持ち、勇気と覚悟を持って自宅待機、活動を自粛してください。感染拡大を防ぐには、ウイルスを移動させない（人が動かない、人と人が出会わない）ことが大切です。皆さんと笑顔で再会できる日を楽しみにしております。

生命科学科　尾山廣

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